残業100時間未満に決着のなぜ?

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残業「月100時間未満」実現、企業にバトン :日本経済新聞


残業時間100時間未満を上限とすることが決定し世間をにぎわせています。

経緯

連合の神津里季生会長は1日、首相官邸で開かれた同会議後、政府が繁忙期は月100時間まで残業を認める方向で調整していることを「到底ありえない」と批判、大幅な圧縮が必要だとの考えを示した。一方、経済界首脳は規制の導入に同意しつつも「業務の継続性」への配慮が必要だと主張した。

経団連の榊原定征会長は、繁忙期の残業上限を月100時間とした政府原案を「まあまあ妥当な水準」と評価。上限規制は必要としながらも、仕事の繁閑期の差やリコール(回収・無償修理)など突発的な事態への対応が可能な仕組みにすべきだと主張した。インターバル規制の導入には慎重な対応を求めた。

日本商工会議所の三村明夫会頭も、上限規制導入の必要性を認めた上で、繁忙期などを考慮し「1カ月~1年」の単位で残業時間を規制すべきだと訴えた。また全国中小企業団体中央会の大村功作会長は、運送業や建設業なども上限規制の対象とすることについて「慎重な検討が必要だ」と述べ、一定の配慮を求めた。

連合、月100時間に反対=経済界「業務継続に配慮を」-残業規制で労使の認識差:時事ドットコム

経団連は「100時間以下」、連合は「100時間未満」で譲らなかったようですが、以下と未満って所詮1時間しか変わらなくない?

経団連の榊原定征会長は月150時間くらい残業してるんでしょうかwまあまあ妥当な水準ってこの人の残業時間教えてほしいんですけど。

残業時間のルール

労働時間100時間が過労死レベル値であることは、良く知られていると思いますが、その時間ぎりぎりまでは働かせていいことになりました。

  • 月45時間を超える月は年間6ヶ月まで
  • 1ヶ月100時間を超えない
  • 2~6か月の平均は80時間を超えない
  • 1年間の上限を720時間

意見まとめ

年間のバランスを取ったところで、1年振り返ったところで720時間だったから大丈夫というより、1ヶ月でも月100時間働くのが辛いと思うんですよね。

過労死した人でも年間での残業時間はあまり聞きません。つまり年間より月レベルで過労死というものは判断されてきたはずなのです。

それがここへきて年間のバランス案はお門違いと言わざる負えません。

月100時間未満の残業時間制限は100時間は死ぬけど99時間は死なないだろうということなのでしょうか。

上限規制の導入から5年経過後、過労死の労災認定状況などを踏まえ、必要に応じた見直しを行うことも明記した。

いつからこの規制が導入されるかわかりませんでしたが、早々に見直すべきではないでしょうか。

自分自身2015年は月100時間前後の残業をしてきました。

やってる時は必至で時間があっという間に感じるのですが、自分でもわからないタイミングである時、プッツンといってしまうものです。

まつりさんのお母さんも「強く反対」ということです。

「人間は、コンピューターでもロボットでもマシーンでもない」 高橋まつりさん母のコメント全文 残業規制「月100時間」 - 産経ニュース

暗い話題で終始してしまったので、気分が明るくなるような画像を貼って締めたいと思います。




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仕事がんばろうっ