ブラックボックス展主催者は痴漢幇助で逮捕されるべき～弁護士「刑事責任に問われる可能性ある」～
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知らない展示？会イベントではありましたが、聞くところによると犯罪まがいの酷いものだったようです。
ブラックボックス展とは
入口でバウンサー（門番）による『鑑賞者の選別』が行われ、「選ばれし者」のみが入場可能。選別基準は非公開となります。
中に入ると、まず誓約書を渡さる。
本展は作者の意向により展示内容の事前情報開示は一切行われない。また会期中は来場者による会場内での写真撮影・動画撮影・録音等はいかなる場合も禁止され、会期終了までの期間、作品や展示環境に関する事実をインターネット上に発信・公開する行為、第三者に公言・口外する行為も禁止される。趣旨に同意し、当日同意書に署名を行なった者のみ入場可能となる。
入り口に暗幕がはられていて、そこをくぐるとただただ真っ暗な部屋に入れられるという何ともお粗末な展示会である。というかそもそも展示会でもない。
暗闇のため手が触れたりし、謝る声が聞こえる。
幇助
大体のことはまとめるのも辛くなってきたので参照記事を読んでもらうとして、幇助という犯罪があるということを記しておきたいと思います。
（１）幇助犯とは
当然ですが，犯罪行為（実行行為）を行った者は，刑罰の対象となります。
そして，この実行犯に，一定の手伝い，手助けをした者も処罰の対象となります。
これを幇助犯（ほうじょはん）と言います（刑法６２条１項）。
幇助犯は従犯の１つです。
従犯というのは，実行犯（＝正犯）のサブというような意味です。
【幇助犯・教唆犯｜犯罪の手助け・そそのかしだけでも犯罪になる】 | 刑事弁護 | 東京・埼玉の理系弁護士
自分は、法律に詳しくないですし、この罪に当たるかわかりませんが、主催者はこうなる事態になることを容易に予測できた気がしますね。
被害を受けた方が集団で訴えることで警察が動くかもしれませんし。
幇助犯事例
幇助犯で検挙された事例
- バイクのナンバープレートを跳ね上げる金具（ステー）の販売
- 赤外線を遮断する自動車のナンバープレートカバーの販売
- 盗撮ができる靴の販売
【幇助犯・教唆犯｜犯罪の手助け・そそのかしだけでも犯罪になる】 | 刑事弁護 | 東京・埼玉の理系弁護士
詐欺との声も続出
例の展で痴漢被害あった人にこれもアートだの、自己責任だの、おかしすぎる事言ってる連中やコンセプトは良かったとか運営が対処してくれてれば良かったのにとかピュアすぎる思考の方々多いので、
ブラックボックス展がいかに運営に都合が良くなる仕組みで悪質かを纏めてみたけど本当に胸糞すぎる…
でもブラックボックス展で1000円とるのはほんと詐欺だと思うわ。批判されてもしゃーない。
ブラックボックス展行ったけど加担したくなかったから呟いてなかったんだよね。あれ途中から1000円になったけど内容変わってなかったら詐欺すぎますね。なんか炎上してて素直に草です
http://matomame.jp/user/marifx1800/3d85f8c10e75737144ad
嘘を言ったことが立件できないと詐欺罪の適用は難しいでしょうね～
その後被害を受けた方が警察へ(6/20追記)
ブラックボックス展マジで死ねよを投稿した方が警察署に相談に行ったようです
被害を受けた方は、ぜひ相談に行ってください。複数の被害の方が警察は動くはずです。
trhbi.hatenablog.com
これからブラックボックス展の事件の捜査が本格的に始まることを望んでいます。
他にも被害に遭った方は（男女問わず）麻布警察署に相談しに行ってほしいです。
相談を通じて、不愉快な取り調べのようなことは全くありませんでした。
警察署に入るのは緊張しましたが、もっと気軽に相談に行っていいのだと思います。
主催者なかのひとよ氏謝罪 全文
「ブラックボックス展」について
この度は弊ギャラリーが主催しました「なかのひとよ|BLACK BOX」（ブラックボックス展）に関してインターネット上で多くの皆様をお騒がせ致しておりますこと、またご心配をおかけ致しておりますことについて、心よりお詫び申し上げます。
会期中はスタッフを増員し、常に会場に待機することは無論、来場者からご指摘をいただいた際にはその都度注意を促し、展示会場内を定期的に巡回するなどして安全確保に可能な限りの体制を敷いておりました。しかし、残念ながら我々が予期せぬ来場者による様々な行為（床のタイルを剥がす、壁を執拗に叩く、ドアを無理やり開けようとする等）があったことは事実として確認しております。
現在に至るまで直接ギャラリーに具体的な被害を申し立ていただいた事例はございませんが、それ以外にも問題行為があったとするならばそれは誠に遺憾であり、警察担当者のご協力のもと事実の究明を急いでおります。
何か少しでも手がかりになる情報をお持ちの方は以下の連絡先までご一報ください。
info@as-axiom.com
当ギャラリーは「実験」と「犯罪行為」は明確に線引きし、お客様の安心・安全を侵害する諸 行為に対していかなる許容も致しません。
Hitoyo Nakano BLACK BOX｜なかのひとよ BLACK BOX ｜ ART & SCIENCE gallery lab AXIOM｜
この文章を見る限り、騒がせてることに謝ってるだけで、安全の配慮を欠いたことには謝罪してません。
また、認識してる来場者の行為は、主催者側の被害のみ。安全確保に可能な限りの体制を敷いておりました。といいながら、実際はざるな状況だったら意味ありません。
運営側に責任があったことを、まだわかってないようです。
警視庁の対応
結局警察ももう犯人を捕まえようがないので、主催者に注意するに留まっています。
警視庁にも「体を触られた」などの被害を訴える女性からの相談が、これまでに２件寄せられているという。
主催側は２１日、ネットで騒ぎになっていることをホームページで謝罪。その上で、「安全確保に可能な限りの体制を敷いておりました、問題行為があったとするならば、それは誠に遺憾であり、警察担当者のご協力のもと、事実の究明を急いでおります」とコメントした。
警視庁は２１日、主催者らを呼び、「被害が発生するような催しはしないように」と指導したという。
被害が発生するような催しはこれからしないにせよ、このような犯罪的イベントを開催したなかのひとよ氏の信頼は失墜したに等しいでしょう。
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170622-00000085-nnn-soci
ついにyahooトップニュースに
「ブラックボックス展で私は痴漢された」 女性たちの証言 （BuzzFeed Japan） - Yahoo!ニュース
ギャラリー側に取材を申し込んだが、担当の男性は「現在、警察と弁護士を交えて事実究明を進めています。お答えできることができません」。
また、主催者である“なかのひとよ”にも対面での取材を申し込んでいるが、これまでのところ連絡はない。
引き続き取材を申し込み、進展があり次第、報告する。
www.bengo4.com
ここまで事件が大事になれば事件の全容解明や責任の追及もしやすくなるのではないでしょうかね。
主催者の法的責任を弁護士が解説
このブログでずっとメッセージしていた主催者側の責任についてですが、やはり私の目論見通り、民事責任、刑事責任に問われる可能性があるようです。
民事責任
まず、主催者の民事責任ですが、「痴漢」の発生を予見し得る場合には、管理責任を問われる可能性が出てきます。参加者は選別されるとはいっても、六本木という地域において不特定多数の人間を男女の別なく暗闇の中に入れるわけですから、「痴漢」の発生をまったく予見できないとまではいえないでしょう。
また、主催者側が弁解しているような体制を敷いていたとしても、それが「痴漢」の発生を未然に防ぐ手段として相当といえなければ、結果回避義務を尽くしたとはいえないことになるからです。
刑事責任
次に刑事責任ですが、「犯罪行為・幇助は決して本展の目的ではない」としても、「痴漢」の発生を予見しつつ営業していたとなると、少なくとも幇助の故意が認められて刑事責任を問われる可能性があります。
「ブラックボックス展」暗闇の中で痴漢被害の訴え…「主催者」側の法的責任は？ - 弁護士ドットコム
「痴漢」の発生自体について証拠がなければなりません。としながらも姑息な加害者と主催者をこのまま許すわけにはいかないでしょう。
この事件、グルメンピックのように何もなしで終わるようには思えませんね。あとは証拠をどう捻出するかがカギとなりそうです。
まとめ
こういった不気味な展示？会やイベントには行かないのが得策ですね。
ってかこんなのガキの使いのヘイポー暗闇に閉じ込めるやつのパクリだし！
これ見ればブラックボックスで人間がどうなるかわかる！！
これの展示会だったら絶対行くけど！！
追記
- 2017/7/24
被害に遭われた女性側が民事訴訟へ！
痴漢被害の「ブラックボックス展」 女性側が民事訴訟へ
Aさんは、痴漢被害を受けて調子を崩し、現在、心療内科に通っている。これから起こす裁判で、なかのひとよ氏、ギャラリー側に損害賠償と直接の謝罪を求める予定だ。
こんなの海外なら即有罪になるんでしょうね。
女性側に有利な判決になることを願っています！
- 2017/8/13
「絶対に許されない」 痴漢被害のブラックボックス展 主催者が語る （BuzzFeed Japan） - Yahoo!ニュース
なかの氏は「痴漢は想定していなかった」「被害の声は嘘だと思っていた」と語った。
被害者は主催者に向けて損害賠償を求める裁判を起こすというのに下記なかの氏のコメントは素っ頓狂であると言えます。
事実の究明を急ぎます。本当にあったことならば私も許せないことですし、できる限り協力したいです
ブックマークコメント
もはやなかの氏を擁護するコメントは皆無。皆一様に無責任ななかの氏のコメントに唖然とし憤っています。
「痴漢が嘘かと思った」なんて普通の感覚持ってたら言わないよ。やっと前に出てきたと思ったらこれだよ
"疑っているわけではないのですが"と言っているけど、"実際に被害に遭われた方はそのような声はあげないのではないか"…って、それを「疑う」って言うんじゃないの？
加害者の視点だ。これはすごい “なぜ中止せず、開催を続けたのか。” “実際に被害に遭われた方はそのような声はあげないのではないかと。”
「ひとよ氏は「痴漢は想定していなかった」「被害の声は嘘だと思っていた」と語った」想像力がないのにアーティスト気取る人だから……
「実際に被害に遭われた方はそのような声はあげないのではないかと」とか酷い
思考の出発点が「嘘」って、主催としての責任感ないんじゃないの。
「痴漢にあったことある人、手を挙げて」と聞くと、男性は手を挙げる女性の多さにビックリして、女性は手を挙げる女性の少なさにビックリするらしい。つまり、男性にとっては痴漢被害は想定外だよ
"実際に被害に遭われた方はそのような声はあげないのではないかと"ええ。。同じ口で被害者に全力で寄り添うなんてよく言えるな。。
なんで主催者が被害者ヅラしてんの？しかも、加害者よりの発言してるし。こんなやつがアーティストなんて笑わせるぜ。 これはひどい
- 2017/12/30
「ブラックボックス展で痴漢されPTSDに」主催者らに損害賠償求め、女子大生が提訴
演出の一環で真っ暗になっていた「ブラックボックス展」の会場で痴漢被害に遭ったと訴える女子大学生（22）が、展覧会の主催者とギャラリーを相手取って、約1100万円の損害賠償を求める裁判を東京地裁に起こした。提訴は12月27日付。
