竹原ピストルGOOD LUCK TRACK全曲レビュー

PEACE OUTから1年ぶりの竹原ピストルのNEW ALBAM「GOOD LUCK TRACK」聴きました。
ここのところの竹原さんの人気急上昇っぷりはすさまじくLIVEチケットも取れず去年は見ることなく終わってしまいました。
見るのはTVを通してという寂しいですがやはり嬉しい気持ちがあります。
それは単に「売れた」だけでなく2003年に衝撃のデビューを飾った「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」から真髄は変わっていないからです。

そんなこんなで早速GOOD LUCK TRACKのレビューを書いていきたいと思います！

www.funclur.com

ぼくは限りない～One for the show～
Here we go!!
ゴミ箱から、ブルース
どーん！とやってこい、ダイスケ！
月光の仮面
のらりくらり
本庄のド根性
いくぜ！いくか！いこうよ
I miss you...
名も無き花
ドライブトライブ～初代機材車、二郎号に捧ぐ～
オーバー・ザ・オーバー
Amazing Grace
狼煙（朗読）～Live at京都大作戦 2017～
まとめ

ぼくは限りない～One for the show～

この曲はドサ周り数え歌に続く歌うたいシリーズですね。

前半は昭和歌謡のようなメロディライン運びで後半デフテックのようなラップを繰り広げる曲の展開的にも面白い曲です。

Here we go!!

卒業ソングというこの曲、竹原さんの他の曲で例えるとふうせんがむのような雰囲気です。アルバムを序盤でリードする曲。

ゴミ箱から、ブルース

ここで一気に夜深い曲。ブルースブルースと言いながら曲調はフォークソングですｗ
初期の竹原さんの曲のようですね。

どーん！とやってこい、ダイスケ！

竹原さん曰く、「自分ではすごい気に入ってるんですけど、変なの作っちゃったなあという思いもあります。」という曲ｗ

しかし、いい歌詞もあります。

100点満点じゃ食っていけねーぞ
最低でも101点とってこい食っていくってきっとそういうことだと思うぜ

月光の仮面

恋心を歌った曲。スカのアレンジもあって晴れた日に聴きたい温かく優しい歌ですね。

のらりくらり

月光の仮面の延長線のような曲調です。

「のらりくらり」はダメダメな旅芸人が路地裏をウロウロ歩いてるイメージ。伝えたいメッセージがそんなにないものでも楽しい気持ちになったり、聴いてくれた人が何か感じてくれたりしたらその解釈でいいですって丸投げしてる曲でもあるし。

本庄のド根性

がっつりラップ曲です。かっこいいのですが、それより笑いメインの曲です。
過去のCDアルバムでもありますが、たまにこういう曲ありますｗ

面白い曲でおススメなのは「NO MORE 人間関係～某ホテル某客室清掃員のブルース～」です！

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いくぜ！いくか！いこうよ

こちらもゆったりした曲調。今作は正直中盤が中だるみ感否めないかな～と思いました。
終盤が最高なのとまだまだCDになってない名曲が沢山あると思うともったいないです！

I miss you...

こちらも恋愛（失恋）ソング。竹原さんの恋愛ソング、どれも優しさがはんぱないです。

今あのこのそばにいるどこぞの誰ぞに告ぐ
俺のようにあのこを泣かせたら泣かすぞ
今あのこのそばにいるどこぞの誰ぞに告ぐ
俺よりあのこを笑わせても泣かすぞ

他の恋愛ソングでは「諸々、大丈夫だよ」がおすすめです。

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名も無き花

数年前にLIVEで聴いた曲でとても好きな曲です。
Ｂメロの「白波は～」がめっちゃ痺れるんですよね。

ただサビが、歌い方なんかちょっと変わってしまったような...。
名も無きぃ↓花～ってちょっと下がるんですよね。

下がらないバージョン今度出してほしいですｗ

ドライブトライブ～初代機材車、二郎号に捧ぐ～

これもLIVEでは常連曲ですね。
竹原さんのLIVEドサ周りの旅の曲いいですよね。
他には「南相馬からの帰り道」、「かたつむり」などがあります。

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オーバー・ザ・オーバー

キラーチューンとして名高いこちらの曲は、Forever Youngのように壮大で表情豊かなメロディラインです。
メッセージ性も強い応援歌であるこの曲は、アスリートや夢に立ち向かう人には是非聴いてほしいです。

蹴り破ることが出来ない壁はあっても
押し倒すことが出来ない壁はあっても
見据えることが出来ない壁はあっても
乗り越えることが出来ない壁は無かった

Amazing Grace

この曲を最初に聴いた時の衝撃は今も忘れません。
ミジンコの歌？とか思わせといてってとこですよね...。

たぶん松本人志さんが言う「彼の生歌にNHKホールの人たちはびっくりすると思いますよ」というのは人に与える感動というか衝撃なんですよね。
それが前述した「自殺志願者が線路に飛び込むスピード」の頃から真髄が変わってないとこの曲を聴いて思いました。

狼煙（朗読）～Live at京都大作戦 2017～

この曲は、実は曲もついてると言います。

実は曲を付けていたんです。それも決して悪くないんですけど、なんか朗読のままで定着しちゃった珍しいパターンで。歌モノを披露したあとに、野心を決めた気持ち歌ってもコントラストに乏しいから、最後に「狼煙」で言い捨てて「ほんじゃさよなら」って感じにしてて。それをそのまま収録しようと。だからといって、この詞をスタジオのマイクの前でかしこまって朗読するのも違う気がして。面と向かってお客さんに朗読したもののほうがいいなと思ってライブ音源にしました。そういう意味でも最後「狼煙」で終わるのはライブの組み方と同じ流れだし、1曲目に戻ってまた旅をしていくっていういい循環ができていると思います。

実は、この曲（朗読）が今回一番好きですｗ
ライブで初めて聞いたんですが、その熱量、反骨精神を全身全霊で感じました。そしてCDでは、その時のLIVEより盛り上がってて、感情が高ぶり目頭が熱くなりました。

こちらもカッコ良い↓