みなし残業を撲滅したい!~恐ろしきみなし残業60時間~

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みなし残業とは

あらかじめ取り決められた時間分の残業代を支払うことになります。

https://doda.jp/careercompass/compassnews/20150724-13308.html
つまり残業しなくても残業込みの給料が支払われてます。

しかし、ここで経営者と社員の意識の差が生まれています。
仮に給与が22万(みなし残業込み)だった場合、基本給が18万+みなし残業手当が4万という内訳だったとしても
社員からすると給与22万 残業代0円という意識で働いてるわけです。

つまり残業0時間でも給与は22万ですからみなし残業60時間分働いたとしても22万円なわけです!
そりゃ残業代0円の意識で働きますよね。

みなし残業60時間って...多くね!?

うちの会社のみなし残業は60時間になります。

残業60時間は単純に20日×3時間=60時間です。
つまり19日間3時間働いて20日目に4時間働いてようやく1時間分の、みなし時間を超えた残業代が払われるということです。

労働者からしたら1時間の残業代が支払われるということです。
仮に1日有給や祝日でもあって休もうものなら-3時間になるため20日間の内の1日は12時まで働くという計算になります!
(実際はもちろん日によってばらつきますが)

1か月の内2日休みだったら18日間21時、2日間12時まで。。
超過の残業代をもらおうと思ったらここまで仕事しなければいけないんですね。恐ろしいですねえ。

12月はやばい

特に12月は過酷です。うちの会社は10日締めなのですが今年は休みが7日あります。
ということは13日×4.62=60になりますから毎日22時半以上働いてようやく残業代がもらえるということになるのです。

もはや残業代はあきらめた方がいいレベルですね。
しかし、どこもそうかもしれませんが12月ってほんと忙しくて帰りたいのに帰れないんですよ。。
帰ろうとしてもみんな残ってるし「手伝うことある?」って聞かないと帰れない空気感。
単純に忙しい月である上に休みも比較的多いためその分を出勤日に働くしかないのです。
今月もみなしぎりぎりまで働かされるわけです。

残業は9時までに...

それでも去年はがむしゃらに働いていたため基本の月が80時間、多い月では100時間を超えました。
しんどかったですけどその分支払いもあったためやりがいがあったことは確かです。

しかし、昨今のノー残業の流れに習い弊社も残業には厳しくなってきました。
21時までには基本的に帰社するよう通告がありました。
そして仕事を21時までになるよう、チーム内で平準化し助け合いの精神が生まれたわけです。

ここで問題が2つ生まれました。

  • 超過残業代が払われず、うちってこんな給料少なかったか!?
  • 定時に帰ってた人が、21時以降の帰る人の仕事を任されるようになった。

自分は特に残業代の変動により年収が去年より30万ほど低くなりました。
ノー残業といいながら帰れる人も結果的に帰れなくなったわけです。

また21時までに帰社するようにという通告を妙に意識してしまい21時まではやろうという逆に残業する結果になってしまったのです。

みなし残業が21時ですから会社としては最も都合の良い残業時間と解釈できるわけです。

みなし残業の存在意義

ではなぜみなし残業があるのか。

労働基準法は「労働時間に応じて賃金を支払うこと」を大原則としています。
しかしながら近年は、コンサルタント、研究者、システムエンジニアのように、労働時間の長さによって賃金を決めることになじまない職業が増えてきました。
また、「成果主義」の考え方が広まり、「賃金は労働時間の長さではなく、成果に応じて支払うべき」という考え方も一般的になってきました。
このような働き方の変化を反映して生まれたのが、実労働時間の長短にかかわらず、あらかじめ取り決められた時間分の残業代を支払う、みなし残業制度です。

https://www.evernote.com/Home.action#n=2f8b0898-4e65-4651-bad1-c94b46aa5a92&ses=4&sh=2&sds=2&

つまり成果に応じて賃金を支払うという考えから、仕事を早く終わらせて残業しない人も同じだけの給与を与えたいということです。

みなし残業をなくしたい

とはいえ残業を100時間してお金を貰う生活は若いうちだからできた訳でもうやりたいとは思えないです。
ただ残業60時間行くか行かないかの今の状況は労働者にとっては最もつらい状況なわけです。

自分は残業代を0にしてその浮いた分を基本給に反映した方が無駄な残業もしなくなるし、モチベーションも上がると思うのです。

↓こんな会社もあります。
https://news.careerconnection.jp/?p=13565

という訳でまとめ
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みなし残業撲滅