【結論】科学的な証拠はないがインフルエンザの時市販の薬を飲むのは止めた方がよさそう
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私立恵比寿中学の松野莉奈さんが2/8に亡くなったそうです。
所属事務所が公式サイトで発表しましたが、死因については触れられていないようです。
ところが、Twitterでは既に死因についての情報が蔓延しており、インフルエンザ脳症であるとかウイルス性急性脳症であるという断定的な病名が上がっています。
松野莉奈さん、死因はウイルス性急性脳症か。たしかインフルエンザの時に解熱剤飲んじゃうと併発するやつじゃなかったっけ。タミフルじゃなくて風邪薬を飲んでしまって、というパターンかな。オレも年末に親族をインフルエンザが原因で亡くしてるんだけど、インフルエンザは本当に死に至る病だからな。
— akasaka (@akasaka_pizza) 2017年2月8日
しかし今の時点で公式からの発表、大手ニュースサイトの情報がないようであれば、この情報はデマ、もしくは間違いの可能性がありますのでご注意ください。
松野莉奈さんの死因が「インフルエンザ脳症で解熱剤を飲んだ」という情報が出回っていますが、所属事務所の公式発表ではありません。
— 週間ジャーナリズム@編集部 (@syoan49) 2017年2月8日
8日16時時点で事務所担当者は死因や状況がまだ確認出来ておらず、本日夜に公式に声明を出すとのことです。 pic.twitter.com/3Rl1UVpyFq
この公式の声明が上記の発表のことを言ってるのか定かではありません。今後死因が発表されるかは不明です。
インフルエンザ脳症、ウイルス性急性脳症とは
確かにインフルエンザ時に市販薬を飲むのは危険という情報は多くネットに上がっていました。
インフルエンザ脳症とは、インフルエンザによっておこる重症の合併症の事です。
インフルエンザの感染と共に急速に発症し、神経細胞など脳に障害もたらすだけでなく、時には全身の臓器も障害を受ける重い病気です。
適切な治療で約70%は問題なく回復しますが、死亡率も後遺症が残る確率も高い怖い病気です。
特に1歳から5歳までの子供がかかりやすいので、注意が必要になります。
このインフルエンザ脳症、市販の解熱剤によって重症化する事があるのです。
解熱剤は熱を下げるだけでなく、脳症の時に見られる血管炎も治りにくくなってしまい、結果、インフルエンザ脳症を引き起こしてしまう可能性があるのです。
インフルエンザ時に飲んではいけない市販薬
インフルエンザ時に飲んではいけない市販薬は以下だそうです。
インフルエンザ時に飲んではいけない市販薬で代表する薬は、以下の通りです。
アセチルサリチル酸(アスピリン)『バファリン、アスピリン』
メフェナム酸 『ポンタール』
ジクロフェナクナトリウム 『ボルタレン』
インフルエンザ脳症のリスクがない市販薬
次の薬なら、インフルエンザの時に飲んでも大丈夫です。
アセトアミノフェン系(ルル、コンタック、パブロンなど)
イブプロフェン系(イブ、エスタックイブ、ベンザブロックなど)
ロキソプロフェン系(ロキソニンSなど)
インフルエンザの時に解熱剤を飲むとインフルエンザ脳症になりやすいかどうか科学的な証拠はない
しかし、この情報について専門家は科学的な根拠を否定しています。
インフルエンザ脳症に詳しい岡山ろうさい病院の森島恒雄院長によりますと、インフルエンザの時に解熱剤を飲むとインフルエンザ脳症になりやすいかどうかについては、これまで詳しい研究が行われたことはなく科学的な証拠はないということです。
アイドル急死 ”解熱剤でインフル脳症”がネットに拡散 | NHKニュース
詳しい研究がされていないがインフルエンザ脳症にならないとも言ってないようです。
ところが
ただ森島院長らが、過去にインフルエンザ脳症になった患者181人を対象に行った調査では「ジクロフェナクナトリウム」や「メフェナム酸」といった薬を脳症の患者に単剤で使った場合の死亡率は40%と、薬を使わなかった場合の死亡率25%に対し、高い結果になったということで、脳症になっていなくてもインフルエンザになった段階でこれらの解熱鎮痛剤は、使用すべきではないということです。
ということで、明らかに死亡率が高いです。。これは科学的な根拠はないとはいえ、絶対使用すべきでないと世間に周知するべきではないでしょうか。
まとめ
自分もインフルエンザになったことは何度もありますが、インフルエンザの疑いがあれば市販薬での解熱は絶対やめようと思いました。
今までそれも知らずにバファリン飲んでいたと考えると少し恐ろしいです。
松野莉奈さんの死因がその件と関係あるかわかりませんが、ご冥福をお祈りします。