赤い公園NEW ALBUM「熱唱サマー」感想と津野米咲全曲コメント 作詞後藤麻由とは?
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今月末でVo.佐藤千秋が脱退し、現在の4人体制としては最後のアルバムが本日リリースしました。
また、今日は津野米咲のラジオ夕方パラダイスも放送されその時語られていたことも含めて自分の感想を書きたいと思います!
というわけで赤い公園「熱唱サマー」全曲試聴映像はこちら
aiko絶賛の赤い公園
赤い公園の特徴として音楽家や歌手、バンドマンからの評価がとても高いんです。
自分も音楽はよく聴く方だと思いますが、そんな音楽を聴きつくしたと思ったりちょっと一回離れようかなというところを、いやいや音楽ってまだこんなに可能性あるんだよ!っていうのが楽曲から感じられるからなのかなと思いました。
そんなその道のプロ、メロディーメイカー女王のaikoさんは赤い公園が大好きで早速ツイートされてました。
https://twitter.com/aiko_dochibi/status/900313796593373185
今回自分もこのアルバムで一番感銘を受けたのはメロディーラインです。恐らく半年ほどでこのアルバム完成されてると思うのですが、半年でこんないいメロディーの楽曲集められるか!?っていう、通常のバンドが5、6かけて作る曲を半年で作り上げた、個人的にはそんなイメージです。
アルバムの曲レビュー 津野コメント
聴き込んでいけばまた印象は変わるかもしれませんが、今の感想を書いてきます。
カメレオン
ラジオで流したり、ROCK IN JAPANで演奏したりとアルバムの曲の中では1番なじみのある曲でした。
この曲はなんといってもイントロや間奏のタッタッタを繰り返すリフですね。これありなんだ!?と笑ってしまいました。
何週も回ってこのリフにたどり着いたのかなー、トランペットとサックスとうるさいしギター聴こえんと思ったのですが終わりに向かうにつれてこの繰り返しの気持ち良さが自分にもわかってきました。
AUN
津野コメント
自分たちの意思とは反したところでスタッフさんが当たり前のように変わってしまう業界なんです。
別れたくない別れが幾度となく合ったんですね。そんな時にあるスタッフさんを思って書いた、もっと大事にすればよかったなって思って書いた歌です。
サビのメロディーと歌詞がすっと入ってくる曲です。
丁度いい君がもういない
聴き方によっては失恋の曲ですね。メロディーとても聞きやすいのですがバックの演奏やアレンジが複雑でこだわりが感じられます。
聴きやすいメロディーなのに歌うのとても難しそうです。絶妙な音程責めてますね。
最後の花
津野コメント
PABLOさんにプロデュースしていただきました。ストリングスアレンジをしたホリコウさんも手伝ってくださって、ベースとかギターに交じって
ストリングスが聴こえてくるので凄く自然に聴こえるかもしれないんですけどストリングスだけの譜面を家に持って帰ってピアノで弾いてみたんですけど
単体で引いたら凄い気持ち悪い、こんな音いけないんじゃないの?みたいな所謂アウトスケールっていうんですかね、わざと外すみたいな、それが曲の中になると
腑に落ちるっていう不思議な現象を、いまだに家で検証しています。
最後の花もAUNと同じくデジタルな音で始まりますがストリングスが入ることで全く違う印象を受けます。
サビの切ないんだけど暑さ感じるメロディーがとてもいいですね。ストリング、シンセサイザー多数と、トラック数大分多いと思います。だから暑く感じるのかな?
ジョーカー
津野コメント
カメレオンは、周りの人に合わせて変わっていくのが個性だからそれでいいという曲ですが、ジョーカーは相手に悟られないように違うカードの振りをしてジョーカーを引かせる。
ババ抜きをしてる時に思いついたアイディアなんですけど、すごい切ないなと思ったんですよね。悲観的な歌詞ではないですけどそういうことってあるよねって書き方をしています。
同じような現象を違う角度から書いたのがカメレオンとジョーカーです。
ジョーカーも曲としては切ない方に入ると思うんですけど、この曲は最後の花と比べて涼しさを感じます。
擬人化した歌詞も素敵です。
見つけてくれてどうもありがとう そっと胸を撫で下ろした
プラチナ
津野コメント
夏の夜にただただ好きな人と歩くっていう曲!完結笑
プラチナのコメントがこれだけでしたが、これは敢えてなんでしょう。
まさにこのアルバムの代表曲に相応しい曲だと思います。
ラジオ後半でメンバーが一曲選んで流したのもこのプラチナでした。
夏の終わりかけ、夜の恋の情景が浮かびますが、ほんとになんかわかんないけど凄く泣きそうになります。
まじでやばいですプラチナ。あと終わり方すごく優しい笑
セミロング
津野コメント
下田正則さんに鍵盤をただ弾いてもらうという贅沢な参加をしてもらいました。楽譜書かずに即興で弾いていただいたんですけど下田さんの鍵盤のおかげでハネ感が出たと言っても過言ではないです。
歌詞をよく見てほしい、女って怖い笑。
ずっと歌詞にしたいテーマだったんです。「もうこの長い髪を切ってあいつのこと忘れるんだ」っていう人ほどそんないかない笑
BEAR
津野コメント
アルバムの中でも特別な音をしていまして、ピアノと歌、打楽器だったり、雑踏が入ったりとか、小物鳴らしで3人が参加しました。
ずっと小さいころから腐れ縁的なクマのぬいぐるみがあるんですけどそのぬいぐるみとの友情を書いてみたんですけど、とっても大切な友達だったり恋人を思い浮かべて聴いてほしいです。
ほら
津野コメント
この曲クレジットが作曲津野米咲、作詞後藤まゆ、四方八方から誰やねん!って声が聞こえてきましたが
高校の1年の時に組んでいたバンドのボーカルです。後藤麻由は。もう卒業してからしばらく会ってないですけど。
この「ほら」は文化祭の為に作った1曲です。
そして今の赤い公園になった高校3年の時にこの曲をカバーしたんです。
私たちにとって唯一無二の青春の一曲です。
歌詞もそのまま、アレンジもほぼ変わっていません。
この曲高校生で作ったとかどんだけ天才なんすか?って思いました。他の曲より比較的アップテンポでガールズバンドを感じさせる曲です。
大人になった僕らは 何をしているのかな
後藤麻由さんて方の大人になる前の青春溢れる歌詞もとてもいいです。
今の赤い公園のアルバムにとても溶け込んでるし、この曲があるのとないのとでまたこのアルバムの印象が変わってしまう一曲なので高校の時に作ったというのはとても以外でびっくりしました。
勇敢な子ども
4人でユニゾンで歌い始めている、曲構成的音楽って言うのはメロディーと歌詞だなって思ってたんですけど
こういう伝え方もあるんだなって発見した私にとっても新鮮な一曲でございました。
最後の方はやりたい放題している4人が聴けると思うのでその辺にも注目して聴いて見てください。
まとめ
以上、赤い公園のNEW ALBUM「熱唱サマー」の感想でした。
自分としては、プラチナの印象が大きいというのもありますが、全体的に夏真っ盛りというより夏がひと段落した時に夏を思い返して聴けるアルバムでもある気がしました。
8/27は佐藤千秋を含めた赤い公園の最後のLIVEです。
楽しんできたいと思います。
- アーティスト: 赤い公園,津野米咲
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2017/08/23
- メディア: CD
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